2学期の終業式は、インフルエンザ等の流行を考慮し、放送を用い、教室で実施しました。
学校長からは次のように式辞がありました。
| 2学期終業式 学校長式辞
みなさんおはようございます。
今日で2学期が終わります。皆さんにとってはどんな2学期だったでしょうか。
2学期最後の日、みんなで一堂に会したかったですし、みんなと一緒に校歌を歌いたかったのですが、それができずにとても残念です。3学期の始業式はみんなで集まりたいですね。
2学期は、文化祭で始まりました。各クラスの展示や発表を見て、皆さんがそれまでに行ってきた準備過程や努力に思いを巡らせました。
今年は新たな取り組みも行われました。各クラスが紹介をおこなった開会式、幻想的なランタンが体育館中に浮かんだランタンフェスティバル、みんなで作り上げたモザイク壁画、みなさんが振るサイリウムのライトが揺れた閉会式。もし、新しい伝統が生まれる瞬間に立ち会うことができていたのだったら、なんだかワクワクしますね。
文化祭では、多くの場面でみなさんの主体性と協働の力が発揮されました。準備が思うように進まず、意見がぶつかり合ったこともあったでしょう。その一つ一つを乗り越える中で、みなさんは「自分だけでなく、仲間とともに成し遂げる力」を確かに身につけました。結果の華やかさだけでなく、そこに至る過程こそが、みなさんの成長の証です。
文化祭の準備を進めるなど、学校行事に取り組んでいる皆さんを見ていると、「一人ひとりの違いを認め合うこと」の大切さが強く感じられます。
得意な教科、考え方、物事に取り組む速さ、表現の仕方は、人それぞれ異なります。同じ目標に向かっていても、そこへ至る道のりは決して一つではありません。誰かと比べて優れているか、劣っているかで自分や他人を判断するのではなく、「その人なりの歩み」を尊重する姿勢が、学校という集団をより強く、温かいものにします。
みなさんの周りを見渡すと、自分にはない視点で意見を述べる人、黙々と努力を重ねる人、仲間を支えることに力を発揮する人、さまざまな人がいると思います。その違いこそが集団の力の源です。多様な考えがあるからこそ、新しい発想が生まれ、困難を乗り越える知恵が生まれます。他者の違いを認めることは、同時に自分自身を認めることにもつながります。
思うように成果が出ず、悩んだ人もいるでしょう。大切なのは、つまづいた事実そのものではなく、そこから何を学び、次にどう生かすかです。失敗は決して後退ではありません。失敗こそが成長の糧であり、前進の材料になるのです。もう、文化祭だけの話ではなく、いろいろなことにつながっていきますね。
2年生普通科・商業科の修学旅行もありました。どの団も荒れた天気がなかったと聞いています。日頃の行いでしょうか。事前学習で学んできたことが現地で繋がり、学びがさらに深まっていることを期待します。
今週は1年生、3年生もそれぞれ学年の行事を行いました。学年全体のことを考えて、行事を運営していく事は大変な事です。うまくいったこともうまくいかなかったこともあったと思いますが、やってわかること、気づくこともあります。
一昨日行われた3年生の自主活動では、競技種目が工夫され、楽しそうな声が人工芝グランドに響いていました。
1年生は成徳館ホールで合唱コンクールを行いました。練習の期間がそんなにないなか、どのクラスもしっかり仕上げてきたうえ、担任団の余興もあり、大変盛り上がったようです。
3年生にとっては、4月から「高校生活最後の」と枕詞がつく行事や出来事が続いてきました。卒業式も含めて、登校するのはあと20日、授業自体はあと9日しかありません。噛み締めながら過ごしてほしいです。
でも、考えれば、今日はみなさん一人一人にとって、そして誰にとっても、人生最後の2025年12月19日です。そんなふうに考えながら、一日いちにちを大切に過ごせるといいですね。
明日から冬休みです。この冬休みは、自分自身と静かに向き合う貴重な機会でもあります。将来の進路、なりたい自分、社会との関わり方について、じっくり考えてみてください。答えがすぐに見つからなくても構いません。考え続ける姿勢そのものが、みなさんを次のステージへと導いてくれます。
心身ともに健康に留意し、充実した冬休みを過ごしてください。年明けに、さらに成長した皆さんと再会できることを楽しみにしています。
それでは皆さん、良いお年を。
以上で、終業式の式辞とします。
同朋高等学校長 滝 敏行
|
