同朋の学び授業紹介
授業が「わかりやすい」「ためになった」「楽しかった」ということを目指し、各教科、さまざまな取り組みをしています。
中には、モデル実験授業のような「授業改革」を模索する授業も行っています。
また、すべての教員は、年1回公開授業もしくは研究授業を行っています。
その後、他の教員や受講した生徒たちの意見を組み入れ、次に活かす工夫を行っています。
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国語科
- 現代文分野
- グループ作業や討論、スピーチやレポート発表を取り入れ、コミュニケーション力を高める授業を展開しています。演習を通じて、論理的思考力を高める授業を実践しています。
- 古典分野
- できるだけ多くの古典作品に触れ、古典作品を味わい、古典に親しむことを目指すとともに、教科書以外にも、『方丈記』の「元歴の大地震」などを取り上げ、現代の問題と絡めて古典を読む授業を実践しています。
- 自分史
- 3年間かけて、誕生から高校卒業までの「自分史」を書きます。自分自身をじっくりと見つめなおし、将来の生き方を考える機会とするだけでなく、親御さんとの大切なコミュニケーションの機会となります。
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社会科
- 地理歴史科
- 「今を生きる力」を身に付けるため、近現代史教育に力を入れています。「どうして日本は豊かな国になったのか?」「現代社会の抱える問題点は何か?」というテーマを公民科の授業と連携しながら総合的に考えさせます。
- 公民科
- 多様な人々や価値観が混在し、さまざまな「正義」の主張が飛び交う今日ですが、より良い社会の在り方について考えています。昨年度から新たに導入された「公共」の授業では、この正解のない問いに対して、私たちの自由や権利といった視点を軸に、先人に学び、事態を考察し、思考し、熟議しています。
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数学科
授業は教科書や問題集を中心に行いますが、進路を見据え、幅広く学習します。理解度を高めるため、少人数授業やプリントを用いた問題演習を多く行い、大学受験に対応できる学力の習得を目指します。
さらに普通科3年生の理系・医療看護系のクラスは、演習形式の授業に取り組み、大学等への進学に備えます。 -
理科
教科書を中心に詰め込み授業を展開するのではなく、実験を多く取り入れ、自然科学に対する判断力を身につけ、生きる力を育んでいくよう指導していきます。理科授業の面白さは、実物に触れる中で新しい発見や、興味関心を引き出すことです。化学反応1つとっても、「刺激臭」とひとことで片づけられる臭いについても、非常に多くの事柄を学ぶことができます。
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英語科
- 英語コミュニケーション
- 1文ずつ英文を日本語に訳すことよりも、英文を何度も読むことで必要な情報を読み取っていくことを主眼に置きます。学んだ文法事項などを会話や英作文を通して、使えるようになることも目指しています。
- 論理・表現
- 2名の担当教員のもと、1クラスを2分割した少人数クラスで授業を行っています。ゲーム性のある活動やペアの活動を多く取り入れ、活気ある授業を行います。また、3年生では、英語でのプレゼンテーションやディベートなどの発表活動に取り組みます。
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保健体育科
運動の楽しさや喜びを深く味わう活動だけでなく、ICT機器を活用して、健康・安全そして生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育てる授業を行います。
- ■1年男子
- バレーボール、サッカー、柔道 + 保健分野
- ■1年女子
- ダンス、ソフトボール、卓球、バレーボール + 保健分野
- ■2年男子
- バスケットボール、ハンドボール、マット運動 + 保健分野
- ■2年女子
- マット運動、縄跳び、バスケットボール + 保健分野
- ■3年男子
- ソフトボール、卓球、テニス
- ■3年女子
- テニス、バドミントン
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芸術科
- 書道
- 文字の変遷に従って、篆書、隷書、楷書、行書、草書、仮名などさまざまな書法を学び、それぞれの古典に触れることで、表現の可能性を広げます。作品に押すための印を篆刻するほか、うちわに自作の俳句を書いたり、カレンダーに文字で創作したりなど、書を通して自己表現することを目指しています。
- 美術
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自己表現について考え、そのための作品制作を軸に取り組んでいます。
アールヌーボー・アールデコ調のデザインについて学びを展開し、サンドブラストによるグラス制作や、絵画表現として点描を用いた自画像制作を実施しています。
美術系3年次の授業では、複数の美術科専任教員に加え、名古屋造形大学の教員による授業を受講することができます。
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家庭科
被服実習や調理実習などの実習を充実させ、学んだ知識が実際の生活に活かせるよう、楽しみながら学習していきます。
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情報科
普通科では、1:1の割合で、実技と座学の授業をバランスよく展開しています。 実技として、文書作成ソフトを活用した文書の作成技術や、表計算ソフトの関数機能からコンピュータの利便性を追求しています。また、プログラミングの学習を実施し、論理的に考えていく力を育成しています。 座学として、コンピュータの基本であるハードウェア・ソフトウェアだけでなく、モラル(情報倫理)を重視し、著作権や知的財産権などを扱い、情報社会で生きる力を身に付けます。
商業科と音楽科では、専門科目内で情報教育を行います。 -
科目演習
普通科文系系統では、3年次に生徒一人ひとりの進路をサポートするための授業「科目演習」を実施しています。各教科から開講されている講座では、教科書の内容をより深める内容や、進学や就職にあたって必要な専門知識・技術の習得を目指します。
- 開講講座の例
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- 国語
- 論理的国語力向上演習
- 国語
- 文学的国語力向上演習
- 国語
- 朗読・発表の技術を上げる
- 数学
- 文系数学C+受験対策
- 理科
- 生命と地球の変化
- 社会
- 現代史
- 社会
- 歴史観
- 社会
- 卒業生母校に帰る
- 英語
- 英語好きのための英語
- 英語
- Public Speaking
- 英語
- 世界と日本
- 情報
- ビジネスシーンでの「リテラシー」講座
- 体育
- スポーツをすれば社会で活躍できる
- 体育
- 身体のメカニズムについて知ろう
- 商業
- 進学者のための簿記論
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商業科
将来の社会人・職業人にとって必要な心構え・常識・マナーなどを身に付け、ビジネス活動でスペシャリストになるための基礎的な知識や技術を身に付け、経済社会の発展に貢献できる人間の育成を目指しています。
- 全員履修科目
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「ビジネス基礎」や「ビジネスコミュニケーション」は、商業科の生徒にとってオリエンテーションとなる科目です。自分自身の将来を考えながら、ビジネスに関する基礎的な知識を学び、社会人となった時の望ましい心構えとビジネス活動に臨機応変に対応できる力を身に付けます。
「簿記」は企業が作成する財務諸表の作成と読み取りが最終目標です。そのために、財務諸表がどのような簿記手続きを行ったうえで作成されるのかなど、簿記に関する知識・技術・仕組みを理解し、適正な会計処理ができるような授業を行っています。
「情報処理」や「文書処理」は、より早く、正確に、美しく文章や表やグラフを作成する方法を学びます。1・2年生は、社内文書や社外文書、見積書をはじめとする各種帳票の作成と処理、グラフ作成、分析やシミュレーション、データベース処理ができる力を身につけます。3年生ではより実践的な内容として、就職してからも役立つスケジュール管理法や人口分析、年金シミュレーション、金融シミュレーション、株価分析などを扱います。
「総合実践」や「フィナンシャルプランニング」は、3年間の商業教育の総まとめです。ビジネスマンのジョブトレーニングとして、接遇・電話対応・コンピュータネットワークを利用した商品の受発注(電子商取引)、コンピュータ会計など、即戦力として社会人デビューするための技術を実践的に学ぶとともに、賢い消費者となるために、個人としての将来の夢や目標を叶えるためのライフプラン(人生設計)を、長期的・総合的な視点で考え、金融・不動産・保険・年金など幅広くアプローチしながら、これからの社会を生きるために必要な知識を身に付けます。 - 課題研究
- 学校が用意した会計系列・情報系列・ビジネス系列・デザイン系列の4系列の中から、自ら知識・技術を伸ばしたい専門分野、あるいは進路に適した分野を選択し、その分野に精通した教員からその分野を深化させ、問題解決能力や自発的・創造的に学ぶ力を身に付けます。
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音楽科
音楽科の授業は、演奏家の育成、音楽の専門的な教育者の育成、音楽教員の育成、音楽関係分野の人材育成、音楽愛好家の育成といった音楽専門教育のための「基礎学習」を行うこと、そして幅広い知識と経験を積み、人間性・社会性を養う「人間教育」を行うことをめざしています。
- 専攻実技
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ピアノ、管楽器、弦楽器、打楽器、声楽、作曲、電子オルガン、教養ピアノがあります。授業形態は週1回のレッスンを先生とマンツーマンで行います。指導は、大学教授からプロ演奏家にいたるまで優れた講師陣があたります。
また、自分の専攻以外の実技を学ぶ「副科実技」も授業展開します。 - ソルフェージュ
- 音楽の表現や鑑賞を的確に行うため、譜面を正確に読み歌うこと、聞く力を養うこと、リズム感、拍子感、音程感覚を身につけることなど基礎的能力を養います。週4時間のグレード別授業で生徒一人ひとりに合った方法できめ細やかな指導をしています。
- 集団で学ぶ科目として
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音楽に関する基礎的な知識と法則を習得し、理論的に思考する能力を高める「音楽理論」、クラシック音楽の誕生から現代に至るまでを学ぶ「音楽史」、共同の音楽経験を通して、各部との均衡と融合を図り、統一ある演奏のための基礎力や態度を身につける「合唱・合奏」や「重唱・重奏」、名古屋音楽大学のコンピューターを用いて音楽を作る「情報(コンピュータミュージック)」、その他にも「鑑賞研究」や「演奏研究」があります。
また、ウィーン少年合唱団で20年以上にわたり常勤講師を務めておられる栗林純子先生をお招きして、演奏時における体の使い方について、実際に体を動かしながら身体部位のメカニズムについて学びます。