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1学期終業式をおこないました

厳しい暑さとなったこの日、全校生徒が冷房の効いた体育館に集まり、1学期終業式を行いました。

終業式では、校長より1学期を振り返る式辞がありました。式辞では、この1学期の学校生活の中で生まれたさまざまな「ワクワク」や「感動」に触れながら、行事や部活動、生徒会活動などを通して、それぞれが自分なりの学びや成長につなげてほしいという思いが語られました。

終業式の後には、生活指導部から夏休みの過ごし方について連絡があり、あわせて文化祭実行委員会から文化祭に向けた呼びかけが行われました。

夏休みは、学習や部活動、行事の準備、進路に向けた取組など、それぞれが自分の時間を大切に使うことのできる期間です。体調管理に十分気をつけながら、充実した夏を過ごし、ひと回り成長した姿で2学期始業式を迎えてほしいと思います。

 

学校長式辞

令和8年度の1学期終業式を迎えました。4月の始業式では、「ここからの1年、皆さんとワクワクと感動を共有したい」という話をしたかと思います。今日は、そんな「ワクワクと感動」という視点から、いくつかお話ししたいと思います。

世の中に目を向けると、昨日、ワールドカップが閉幕しました。スペイン代表の圧倒的なパフォーマンスが輝いた今大会でしたが、そのスペイン代表が今大会で唯一勝てなかった国が、初出場のカーボベルデというアフリカの小さな島国でした。人口60万人ほどの、日本でいえば鳥取県や島根県に近い規模の国が、ヨーロッパの強豪国と互角に渡り合ったことには、大いに励まされるものがあり、改めてスポーツの面白さを感じました。

少し時間をさかのぼると、先週金曜日には、音楽科のアンサンブル演奏会がありました。それぞれの専攻実技の成果を形にし、舞台で表現することには大きなプレッシャーがあったと思いますが、それを乗り越えるために、日々の練習やレッスンで積み上げてきた力を発揮し、素晴らしい演奏や歌声を届けてくれました。観客の1人として、たいへん豊かな時間を過ごすことができました。

この3連休には、愛知私学のイベントである愛知サマーセミナーが同朋学園で行われました。私にとっても、初めて担任をした学年の生徒がボランティアスタッフとして来てくれていたり、他校で興味深い取組を行っている先生方と意見交換をする機会を得たりと、たいへん充実した時間となりました。

なかでも、最終日に大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんとお会いすることができたことは、大きな感動でした。大空小学校には、学校独自の教科である「ふれあい科」があります。自分や他者の良さに気づき、ともに生きることを学び合う教科です。特別支援教育で広く知られるこの学校は、メディアでも取り上げられ、「みんなの学校」というタイトルで映画にもなりました。そんな木村先生は、今回、講座を担当されていたわけではなく、他の方が開講した講座を受講する一般参加者として来られていました。こうした出会いやご縁があることも、愛知私学ならではの魅力だと改めて感じました。

部活動に目を向けると、今日はすでに多くの部が県内外で公式戦に臨んでいます。柔道部では、先日、中谷さんがインターハイ出場を決めたことを生徒会が壮行会で伝えてくれましたが、今日はすでに別の公式戦のため九州へ向かっています。放送部もNHKコンクールで全国大会出場を決め、代表生徒が東京へ出発しています。陸上部やテニス部も本日、公式戦に出場しており、合唱部もこのあと午後の大会に向けて出発する予定です。夏休みに入ると、各クラブで大会や舞台が始まっていきます。先輩から後輩へバトンが渡されたクラブも、これから3年生最後の大会に向けてチームの完成を目指すクラブも、それぞれの歩みが今日を境に加速していくことと思います。

2学期が始まると、ほどなく文化祭がやってきます。文化祭が終わると、その連休中にはアジア競技大会とアジアパラ競技大会が開幕します。この中には、そのオープニングアクトに出演する生徒もいます。これからもそれぞれの場所で、ワクワクと感動を届けてくれることを願っています。

学校生活の至るところに、ワクワクと感動はあります。大切なことは、その中に自分の身を置いていくことだと思います。

最後に、生徒会が3年間思いをつないできた公約が実現したことについて、少し触れたいと思います。先日、アイスクリームの自動販売機が設置されたことは、すでに生徒会のメンバーが伝えてくれたと思います。この公約は、実現までに3年の月日を要しました。つまり、最初に生徒の声を集め、取組を始めた生徒は、その実現を見ることなく卒業しているということです。それでも、未来の同朋生のためにと、歴代の生徒会執行部がその思いを絶やすことなくつないできたからこそ、こうして形になりました。これを利用する皆さんには、その背景にどのような思いがつながれているのかを感じ取ってほしいと思います。そして、新たに始まったことを次の世代へとつないでいくことができるのか、皆さん自身の在り方もまた問われているのだということを意識してほしいと思います。

真宗の教えは、それぞれの機会をご縁として受け止め、学びを深めていくことを大切にしています。学校での学びもまた、行事や出来事の中で、自分の関わり方や学び方を問い直すことにつながっているのだと思います。これからの夏の時間を、クラブ活動で、行事の準備で、あるいは進路に向けた準備で、有意義に活用し、充実した9月を迎えてほしいと思います。

それぞれの時間が豊かなものとなることを願い、本日の式辞といたします。

 

同朋高等学校長  小堀 能任