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見真の日 1月の感話
『もう、不満は言わない』 今日は私の人生を変えた本について話をしたいと思います。それはウィル・ボウエン作『もう、不満は言わない』 という本です。 私は紫のシリコンブレスレットの代わりにヘアゴムを腕に始めました。当然のことながら1日の中で何度も右腕から左腕、左腕から右腕へと移動させることになりました。 このチャレンジには次の段階があるとされています。 この頃には、例えば「1日疲れたな」 と口にすると、ヘアゴムを移動させながら、「疲れるまで私が何かやれることがあるのだな」 と思えたり、「今日は食事作るの面倒だな」 と口にすると「食材が家にある」「自分で買うお金がある」「またお店に行けばたくさんの食材が必ず置いてある」「よく考えればそもそも当たり前のことではないよな」 とだんだんと『ある』 に気づくようになっていきました。 この本の中には「口にする不平不満が減れば、心の中で生まれる不平不満は自然に減っていきます」 とあります。 この実践は「動かす」という行動が大事なのです。動かすことで脳に自分の行動を意識させることになるのです。 この本の内容はまだまだ深いものであるのだと思います。この本を15年程前に購入し、今でも手放さずに持っています。そしてこれからも私のそばに居続けることになると思います。 教員 O |
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本校は弘長2年(1262年)11月28日に入滅された宗祖親鸞聖人のご命日を縁として、毎月28日付近の1日を 「見真の日」 とし、有志生徒による勤行と学校長や教職員による法話・感話をおこなっています。
「見真」とは、大無量寿経に説かれる 「五眼讃」 の一句 「慧眼見真 能度彼岸(慧眼は真を見てよく彼岸に度す)」 を出典とし、真宗本廟(東本願寺)の御影堂正面に 「見真」の額が掲げられていること、また親鸞聖人の大師号 「見真大師」 に由来します。